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「此処から彼方」展 トークイべント 土屋誠一×星野太 2月11日@アキバタマビ21

表題の展覧会の関連イヴェントとして、哲学者・美学者(で肩書、いいのかな?)の星野太さんと対談します。
星野さんは現代の芸術全般にも造詣が深く、幅広い領域で活動なさっているので、どこかでこれまで接点があってもよさそうではあったのですが、実はこれが公的にも私的にも初対面になります。
どのような内容の対談になるかわかりませんが、きっと飽きさせない話になると思いますので、どうぞご来場ください。

「此処から彼方」関連イベント トークイベント 土屋誠一×星野太
日時:2017年2月11日(土)16:30〜 
場所:アキバタマビ21

「此処から彼方」
アーティスト:神林優、鈴木余位、山本圭太、行竹亮太、平曜、サカサマナコ
日程:2017年01月21日(土)~2017年03月05日(日)
時間:12:00-19:00
備考:金・土は20:00まで
休み:火曜日
料金:無料
会場:201/202:アキバタマビ21

http://akibatamabi21.com/
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# by rnfrst | 2017-01-01 09:35

「記録:「沖縄少年会館に贈られた福沢一郎作品について」」『福沢一郎記念館研究紀要』1号

表題の対談録が掲載されました。
正式な書誌データは、
土屋誠一・久田五月「「記録:現代アート研究会・沖縄vol.9「沖縄少年会館に贈られた福沢一郎作品について」」『福沢一郎記念館研究紀要』1号、2016年
です。
対談相手は、もう2年近く前に那覇市で「福沢一郎展」を組織なさった久田五月さんです。
福沢一郎記念館の研究紀要は電子版で、メールによる購読希望による配信という形で、どなたでも無料で読めますので、どうかご一読いただければ幸いです。
久田さんの論考、伊藤佳之さんによる戦時下の福沢の詳細なリサーチも、興味深いです。
下記URLから目次をご覧いただけます。

https://fukuzmm.wordpress.com/2016/12/21/bulletin_fmm/
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# by rnfrst | 2016-12-25 13:27

読書 岡本尚文『沖縄02 アメリカの夜』

 この、沖縄本島のアメリカナイズされた光景を切り取った写真集は、夜間に撮影され、そのなによりの特徴は、ほとんど人が写っていないということだ。
 20世紀初頭ぐらいまでの風景写真には、人が写っていないことが多いが、これは当時のカメラが、長時間の露光を行わないと、鮮明な像を得ることができなかったことに由来することであり、立ち止まっている人は別としても、街路を歩いている人々の姿は、そこに写り込むことがなかったのだ。例えば、20世紀前後に活動したフランスの伝説的写真師であったウジェーヌ・アジェの写真には、そんな風景写真が多くあるのだが、1930年代に思想家のヴァルター・ベンヤミンは、その無人の光景を指して、「犯行現場」と比喩的に表現した。勿論それはあくまで比喩であり、アジェがカメラを向けた先は、犯行現場でもなんでもなかったのだが。
 岡本尚文は、夜間の人工光を強調するためか、やはり長時間露光を使用して、沖縄本島の光景を撮影する。無論これもまた、「犯行現場」であるかのような含みを持たせるためではなく、端的にある特性を光景から抽出するための手段であるように思う。岡本が抽出する光景とは、アメリカ化が基地の外へと浸潤していき、それが戦後長きにわたって構成してきた、「都市の骨格」とでも言うべきものであろう。沖縄に住んでいる私たちは、そのような光景を普段意識しているわけではなく、岡本の作品は、その意識せざる光景を浮き彫りにしてくれる。そこから理解できることは、近代的な都市風景の貧しさであり、一方では「復帰」前の米兵が町へ繰り出していた「過去」の歴史の堆積である。
 このような光景を目の当たりにして、それを米軍のせい、日本政府のせいであると批判するのは容易だ。しかし、仮に将来、沖縄から米軍基地が全面的に撤去されるとして、岡本がとらえた貧しい風景よりも、豊かな光景を我々は掴むことができるのか。岡本が撮影しているのは概ね「現在」あると言っていいだろうが、その作品が投げかけられている宛先は、未来である。

『琉球新報』2016年12月18日
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# by rnfrst | 2016-12-21 07:29

「読書 岡本尚文『沖縄02 アメリカの夜」『琉球新報』2016年12月18日

表題の書評を、『琉球新報』紙に寄稿しました。
岡本尚文さんのこの写真集、とてもいいので、ぜひ皆さん手になさってみては。
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# by rnfrst | 2016-12-18 19:48

現代アート研究会・沖縄vol.13「ポスト真実時代の現代美術」ゲスト講師:黒瀬陽平

現代アート研究会・沖縄 vol.13
ポスト真実時代の現代美術

ゲスト講師:黒瀬陽平(美術家・美術評論家)
聞き手:土屋誠一(沖縄県立芸術大学准教授)
開催概要:今年、アメリカ合衆国での大統領選挙において、当初の予想を覆し、共和党候補のドナルド・トランプが勝利しました。グローバリゼーションの時代に、不動産王として知られていたトランプは、あからさまにアメリカ国内の国益を強調し、「平和的外交」といった概念はどこに行ったのかと不安を抱かせるような、いかにも悲喜劇的状況が現実のものとなってしまいました。これは、芸術が担ってきたフィクションの想像力を、リアル・ポリティクスの進行が上回った顕著な事例であると捉えることもできます。ならば今日芸術は何をなすべきか。現代美術のみならず、ここ数年の映画やアニメーションの展開なども視野に入れつつ、いかなる表現を構想することができるのか、本研究会2度目の登場となる黒瀬陽平さんをお招きして、考えてみたいと思います。
日時:2016年12月13日(火) 18:30~20:00
会場:沖縄県立芸術大学 首里当蔵キャンパス 一般教育棟3階 大講義室
入場料:無料(どなたでもご入場いただけます)
連絡先:沖縄県立芸術大学 土屋研究室  tel:098-882-5026  e-mail:tsuchiya(at)okigei.ac.jp

講師略歴
黒瀬陽平(くろせ・ようへい):1983年生まれ。美術家、美術評論家。〈ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校〉主任講師。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻博士後期課程修了。梅沢和木、藤城嘘らとともにアーティストグループ「カオス*ラウンジ」を結成し、展覧会やイベントなどをキュレーションしている。主なキュレーション作品に『破滅*ラウンジ』(2010年)、『カオス*イグザイル』(F/T11主催作品、2011年)、『キャラクラッシュ!』(2014年)、『カオス*ラウンジ新芸術祭2015「市街劇 怒りの日」』(2015年)など。「瀬戸内国際芸術祭2016」にカオス*ラウンジとして参加。著書に『情報社会の情念』(NHK出版、2013年)。
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# by rnfrst | 2016-12-13 02:42

『TOM MAX ART WORKS 真喜志勉作品集』刊行

先日終了した「真喜志勉展 Out to Lunch」の開催に合わせて刊行された、表題の書籍について紹介します。
この作品集は非売品のため、全国主要美術図書室や、沖縄県内主要大学や図書館でお探しいただければ幸いです。
ご不便おかけしますが、ぜひご覧ください。

真喜志勉展実行委員会編『TOM MAX ART WORKS 真喜志勉作品集』真喜志勉展実行委員会、2016年、全64頁
目次:
仲里効「STRANGE FRUITS その男TOM MAXへの旅のために」
図版
土屋誠一「真喜志勉を読解するための、いくつかの前提条件の覚え書き」
翁長直樹「ポップから、利休鼠、黒、白墨へ 真喜志勉の変容」
資料

資料編には調査で判明した詳細な年譜(展覧会歴一覧含む)、関連文献一覧を掲載しております。
真喜志勉は、極めて重要な画家として、おそらく先々認識されていくと思われますので、そのたたき台として、本書をご活用いただければ幸いです。
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# by rnfrst | 2016-12-10 11:17

「印象派から現代まで 絵画の軌跡」1月8日@沖縄県立博物館・美術館

表題の講座を行います。
これは、同博物館・美術館で開催される「夢の美術館」展にあわせた関連企画です。
この展覧会は、福岡市美術館と北九州市立美術館の収蔵作品によって構成された展覧会で、良質なコレクションを鑑賞できるはずです。
モダニズムからポストモダニズムに至る、絵画を中心としたハードコアを、圧縮してお話しする予定ですので、どうぞご来場を!

美術館講座「印象派から現代まで 絵画の軌跡」
日時:2017年1月8日(日)14:00-15:30(13:30開場)
場所:沖縄県立博物館・美術館 美術館講座室
講師:土屋誠一(沖縄県立芸術大学准教授)
入場無料
定員:50人(当日先着)

【展覧会情報】
「夢の美術館 めぐりあう名画たち」福岡市美術館・北九州市立美術館名品コレクション
【会場】沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1、2
【会期】2016年12月20日(火)~2017年2月5日(日)

http://www.museums.pref.okinawa.jp/art/topics/detail.jsp?id=1657
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# by rnfrst | 2016-12-06 07:23

「TRAILer 佐々木友輔新作展」12月11日@イメージフォーラム・シネマテーク

開催で開かれていたある研究会で、ばったり出くわしたので、なんとなく念頭にあったことを一方的にまくし立てていた。
「おお、佐々木君! 相談なんだけどさ、沖縄で撮影してみない?」
それが2015年のことで、結果的に、朗読のための脚本まで書いてしまった、佐々木友輔監督による「TRAILer」が、お披露目上映されます。
批評家ごときが書いた脚本を、いまを輝く詩人のカニエ・ナハさんが、超素敵なヴォイスで朗読してくださっているという、執筆者としては羞恥プレイ以外のなにものでもないのですが(笑)、内容はいたって真面目なもので、沖縄戦での前線の地上ルートをたどる、そしてそのことから何が見えてくるか(あるいはこないのか)ということを検証するような内容、とでも要約すればいいのでしょうか。
上映会当日には、佐々木監督、カニエさん、土屋の3人でトークもありますので、どうぞご来場をお待ちしております。
自分自身の物語能力を棚上げして言えば、とにかく最高のスタッフと協同することになり、とうとう作品制作の中身にまで入ってしまったと、嘆息しつつも、私もスクリーンで観ることを、楽しみにしてます。
同時上映で、佐々木監督が高校2年生(!)の際に撮った「手紙」(2002年)も併映され、このプログラミングにもこの2016年末に上映すべきそれなりの深い(のかな?)理由があるらしいので、できれば通し(各回入れ替えなんです)で観ていただければ!

「TRAILer 佐々木友輔新作展」
 映画制作を通じて人間の生きる場所と風景の問題に取り組む映像作家・佐々木友輔による2作品。
『手紙』は、イメージフォーラム・フェスティバル2003で大賞受賞、その後ロッテルダム国際映画祭など各地で注目を集めた、作者高校2年時の鮮烈デビュー作。
 新作『TRAILer』は、沖縄を舞台として、映像とテキスト、声と音楽が多層的な場所のイメージを形成する。上映後は、朗読を担当した詩人のカニエ・ナハ氏、朗読脚本を執筆した美術批評家の土屋誠一氏をゲストに迎えてのトークイベントを行なう。
日時:12月11日
16:00 「手紙」+ティーチン
18:00 「TRAILer」+トーク

会場
イメージフォーラム3F「寺山修司」
東京都渋谷区渋谷2-10-2
TEL. 03-5766-0116

当日受付
一般700円/会員500円
2回券1000円/研究生無料
※各回入替制
※2回券はお一人様用です

「手紙」
ほぼ全編を携帯電話のメール送受信のみで構成した佐々木友輔の長編デビュー作。書いては消しを繰り返し、届かなかった言葉と届いた言葉、相手からの返信を待ち焦がれる指先だけで描く「人間ドラマ」。イメージフォーラム・フェスティバル2003一般公募部門大賞受賞。

「TRAILer」
1945年の春。米軍が読谷村・渡具知から沖縄本島に上陸し、同年6月に摩文仁の丘で日本軍の組織的抵抗が終了した。2015年の冬。私は渡具知ビーチと沖縄平和祈念公園を検索し、Google Mapだけを頼りに、2点を結ぶ撮影の旅に出た─。初めて訪れた土地のイメージと、その土地に抱いてきたイメージの距離を探る〈場所映画〉の最新作。

佐々木友輔
1985年兵庫県生まれ。映像作家、企画者。近年の上映・展示に「反戦 来るべき戦争に抗うために」(SNOW Contemporary、2014年)、「第7回恵比寿映像祭」(恵比寿ガーデンプレイス、2015年)、「記述の技術 Art of Description」(ARTZONE、2016年)など。主な著作に『floating view “郊外”からうまれるアート』(編著、トポフィル、2011年)、『土瀝青ー場所が揺らす映画』(編著、トポフィル、2014年)など。

カニエ・ナハ
1980年神奈川県生まれ。詩人。2010年「ユリイカの新人」としてデビュー。2015年エルスール財団新人賞〈現代詩部門〉。2016年、詩集『用意された食卓』(私家版、2015年/青土社、2016年)で第21回中原中也賞。新作詩集は『馬引く男』(私家版、2016年)。装幀家として詩集の装幀も手掛けている。装幀/デザインの近作に萩野なつみ『遠葬』(思潮社、2016年)、永方佑樹『√3』(思潮社、2016年)など。

土屋誠一
1975年、神奈川県生まれ。美術批評家、沖縄県立芸術大学准教授。著書(共著)に『実験場 1950s』(東京国立近代美術館、2012年)、『現代アートの巨匠』(美術出版社、2013年)、『拡張する戦後美術』(小学館、2015年)など。

上映作品
手紙 佐々木友輔/デジタル/72分/2002
TRAILer  佐々木友輔/デジタル/50分/2016

http://www.imageforum.co.jp/cinematheque/993/index.html
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# by rnfrst | 2016-11-26 09:02

「第2回こらくりアーツ展覧会in安座真」12月10日 プロモーション映像上映

うーん、参照してもらうためのネット上のソースがない……。
と、困ったところなのですが、開催日も迫っているので、告知をします。
私と共同製作、いや、正確に言うと、私が製作、映像作家(で肩書はいいのだろうか)の外間光ディレクションによる、プロモーション映像のプレミア上映会を行います。
今年で2回目になる、南城市と私の本務校との連携プログラムとして、「こらくりアーツ展覧会」というのが、昨年からスタートしたのですが、そのプログラムの一つとして、上述のプロモーション映像を製作・公開するというものです。
以下が概要です。

プロモーション映像プレミア上映
作品「簡単な風景(仮題)」(監督:外間光、製作:土屋)

上映日時:12月10日(土)16時~ (作品上映+土屋からの製作意図の解説)
会場:安座真ムラヤー(南城市知念安座真151)

こんなところでしょうか。
「こらくりアーツ展覧会」は、ほかにもワークショップや作品展示など盛りだくさんで、適当なリンク先が見つからないので、ひとまず下記のものをURLとして貼っておきますが、近々ネット上でも情報がリリースされるんじゃないかと思います。
もしご不明な点ありましたら、南城市役所観光商工課にお問い合わせを。

https://www.kankou-nanjo.okinawa/event/details/337

ともあれ、世間的には全然無名、知っている人は強烈に知っている、天才若手映像プリンスの外間光さんの、作品を観ることのできる貴重な機会ですので、来ないとヤバいです!
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# by rnfrst | 2016-11-25 22:11

「「不良債権」かもしれない美術をめぐって」『REAR』38号

表題の論考を寄稿しました。
書誌情報を上げると
・「「不良債権」かもしれない美術をめぐって 美術評論家連盟シンポジウム「美術と表現の自由」を終えて」『REAR』38号(2016年)
です。
内容はタイトルを読んでのごとくですが、よろしければご一読ください。

http://2525kiyo.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/rear38-27eb.html
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# by rnfrst | 2016-11-22 08:59