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「石垣克子展 イントロデューシング・カツコ・イシガキ」@eitoeiko

表題の展覧会に合わせ、展覧会のチラシ兼リーフレットに短文を寄稿しました。
こちら[PDF]からもご覧いただけます。
また、展覧会期中に、石垣さんとの対談も行います。
石垣さんについては、かねてからその素晴らしさを言い続けてきたので、今回のeitoeikoさんでの個展は、私としてもとても楽しみです。

石垣克子展
イントロデューシング・カツコ・イシガキ
2014年9月6日~10月4日
eitoeiko
開廊12時から19時 日月祝休廊
オープニングパーティー 2014年9月6日(土)18時から21時

トークイベント
石垣克子×土屋誠一
9月27日(土) 15時より
入場無料
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by rnfrst | 2014-08-26 17:18

「反戦」展 公式サイト公開

既に告知している「反戦」展の公式サイトが完成しました。
今後はこちらの公式サイトのほうで、「反戦」展の情報はアップしてきますので、どうぞチェックしてください。

http://hansenten2014.tumblr.com/
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by rnfrst | 2014-08-25 09:14

[新刊]岡澤浩太郎『巨匠の失敗作』

岡澤浩太郎さんの著書が出版されました。

岡澤浩太郎『巨匠の失敗作』(東京書籍)

私も、インタビューイの一人として、この本の中に登場しています。
ぜひご一読を!

http://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/80839/
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by rnfrst | 2014-08-24 07:10

「反戦――来るべき戦争に抗うために」展

「反戦」展、参加者が決まりました。
後日展覧会のウェブサイトを開設して、そこに詳しい情報を順次アップしていく予定ですが、ひとまず最低限の情報だけここに掲載します。

「反戦――来るべき戦争に抗うために」展
会期:2014年9月25日(木)~9月29日(月)
会場:SNOW Contemporary
参加者:
合田祥之
青山悟
浅見貴子
飯沼英樹
池田剛介
石川竜之介
磯野麻夕子
出津京子
伊藤敦
居原田遥
内海聖史
内山依津花
梅津庸一
浦田健二
荻野僚介
海津研
利部志穂
嘉手苅志朗
木村奈緒
金藤みなみ
工藤春香
窪田研二
小池一子
酒井貴史
阪田清子
櫻川豊敏
佐々木健
佐々木優
佐々木友輔
佐藤純也
志水佑
Sin_g
super-KIKI
鈴木純平
鈴木一琥
snAwk
五月女哲平
高橋耕平
高橋瑞木
武谷大介
立花文穂
田中功起
辻野絵美利
土屋誠一
豊嶋康子
中山二郎
西尾祐馬
西尾美也
福永大輔
BO-JW
前野智彦
マエノマサキ
眞島竜男
マダムかよこ
水谷一
三田健志
ミヤギフトシ
ムカイヤマ達也
柳井信乃
山際妙
山極満博
吉田和貴
与那覇大智
リュ・スンウォン
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by rnfrst | 2014-08-15 11:59

『美術手帖』2014年9月号「クロノスの錯乱 「佐藤時啓 光‐呼吸 そこにいる、そこにいない」展」

『美術手帖』の最新号に、表題のレヴューを寄稿しました。
http://www.bijutsu.co.jp/bt/
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by rnfrst | 2014-08-15 09:24

美術月評〈7月〉

 私はいくらか、新垣安雄の仕事を見くびっていたのかもしれない。「新垣安雄展 歴史に翻弄される不条理な島――OKINAWA」(画廊沖縄、7月12日~27日)での、壁掛けのレリーフ状の作品は、いつもの新垣の仕事のとおり、支持体それ自体を沖縄の島と見立て、米軍基地が配置される、この島の姿を表すものであると言ってよいだろう。いわば新垣のレリーフは、美術作品として抽象化された島それ自体であり、あるいは島の鳥瞰図と言ってもよいかもしれない。驚くべきは、メインの展示室の天井に張られた、テントである。テントは、本土「復帰」前、1968年に与儀公園で野外展示を行う際にプランニングされた、インスタレーションの一部であったはずだ。つまり、この画廊沖縄での個展自体、45年ほど前の新垣の仕事の再演であるのだ。ではこの再演は、どういう意味があるのか。
 この再演について、「基地」沖縄は、「復帰」前も後も変わらない、そのことを示唆しているのだ、と言うことができるだろう。それは間違いではない。しかしここでは、もう少し思考を進めてみたいと思う。私がここで言う再演とは、45年ほど前のものを、単に再制作したという意味では全くない。そうではなく、今日の状況に合わせて、新たに再構成し、上演し直したという意味である。その意味では、この「再演」とは、今回の個展に合わせての新垣の新境地と見るべきである。
 今回の個展では、古くは1968年に与儀公園で行った展示不許可に抵抗する抗議文が書かれた当時の看板から、最近作までが並べられて、いわば回顧展のような構成になっている。しかし、この展覧会は回顧展ではない。テントは、上演を行う舞台のための覆いとして機能するのと同時に、米軍の重圧の下で沖縄に住む人間たちが生活を営むという不条理を表している。ならば、テントの下に展開される作品群は、老若含めた沖縄の人々の生を表してもいると見ることもでき、それぞれ別の歴史を生きていながらも、同じ沖縄の島に生きている「現在」を示しているとも見える。
 45年前から始まり、今日へとメッセージを転送しているという点において、この展覧会はアクチュアルなものであり、新垣の「現在」を示すものだったと言えるだろう。
 「現代沖縄陶工展 小泊良 1989年から現在の仕事」(那覇市立壺屋焼物博物館、7月8日~21日)は、ある程度評価の定まった、世代的には中堅の陶芸家の、過去25年ほどの回顧ということよりもむしろ、小泊の陶芸家としての仕事の多彩さを見ることができるという点で、刺激的な機会であった。特に目を惹いたのは「compo」と名付けられたシリーズの作品である。これらのシリーズは、陶器の機能性をギリギリまで縮減させ、陶片をコーナー状に接続した、いわば構成彫刻のように見える。構成されたパーツの部分部分に意味があるというよりも、パーツを接合することそれ自体に意味があるのであり、いわば文章のシンタックスだけで成立しているような作品であって、戦後イギリスの偉大な彫刻家であるアンソニー・カロの作品を思い起こさせる。しかしそのことは、小泊の仕事が陶芸というジャンルを越えて彫刻に踏み込んでいるということを意味しない。そうではなく、陶芸というジャンルの可能性の内部で、どこまでそれを拡張することができるのか、そのことが小泊の仕事の魅力であるということだ。
 丹治莉恵の連続個展「Continuation」(県立芸術大学彫刻演習室、7月29日~8月1日)は、最終回の12回目を走り切った。1カ月に1度という当初の目標より、スケジュールが遅延したものの、このような実験的な試み自体には、素直に賛辞を送りたいと思う。この連続展がスタートした時点では紆余曲折したものの、プロジェクトも中ほどになると、ほとんど同じ作品に、毎回微細な変更が加えられて、いわば現在進行形の作品生成のプロセスを見せるという結果になったと思う。
 このようなゆるやかな変化は、波を想起させる雲状の形態がレリーフ状に微細に刻まれ続けるという作品制作の方法論によって、先の大震災に対する作品制作による熟考のようにも見える。ほとんど鏡面のような効果を見せる、黒鉛で塗り込められた円盤状のレリーフは、今回初めて展示される新境地であり、丹治のこれからの展開に期待を持たせるものであった。
 「海洋堂フィギュアミュージアム」(とまりん3階特設会場、7月26日~9月7日)は、造形会社として著名な海洋堂のこれまでの制作物を一覧できるという貴重な機会であった。海洋堂が生産するフィギュアは、ホビーやオタク文化に関わるものであり、美術とは関係ないと思う向きもあるかもしれないが、ここ10年ぐらいにおいて、その優れた造形力は、美術界においても認められてきたものである。フィギュアは主として、2次元のコンテンツを3次元に起こすものであるが、これはほとんど彫刻的な所作と言っていい。フィギュアは確かに「元ネタ」があるわけで、そこにオリジナリティの欠如を言うことは簡単であるが、そんなことよりも重要な点は、その圧倒的な造形技術力であり、これはほとんど美術の「造形」のテクニックを脅かすものである。ホビーやオタク文化といってばかにするのではなく、そもそも我々が考える「美術」とは何なのか、自らの足元を再考せざるを得なくなるという点において、非常に教育的な展覧会であったと思う。
 最後に、「フラグメンツ4 翼たちの断章」(県立博物館・美術館 県民ギャラリー、7月15日~21日)に出品された、古家芽依の作品だけ取り上げておきたい。まず古家が相手の写真を撮り、その被写体の人物に古家自身を撮影してもらって2枚組の写真作品を作るというものである。発想は単純だが、カメラというメディアを使用して、視線によるコミュニケーションを可視化させるという手続きは新鮮であり、この若い写真家の今後の展開に期待するものである。

『沖縄タイムス』2014年8月8日
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by rnfrst | 2014-08-09 09:51

『沖縄タイムス』2014年8月8日 「美術月評〈7月〉」

『沖縄タイムス』の本日付の記事として、「美術月評」を寄稿しました。
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by rnfrst | 2014-08-08 17:14